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最初で最後のオフ会

そのスレは分野から見ても住人は野郎ばっかりだろうだと踏んでたからさ。
たまたまその日非番だった俺はちょっと気合い入れちゃって、
喧嘩常套って感じのアーミーファッション。
みんなに披露してやる予定のアイテムをバックパックに詰めてオフ会場に出掛けたの。
ちょっと遅れたかなーとあせりつつ、俺は会場であるデニーズレストランに急いだんだ。

ところがだよ。
店内に入ってそれらしい客は来てないかと見回すといかにも文化系って感じの
小ぎれいな連中(後でわかったが全員学生)が男5人と女3人。
禁煙席でにこやかに談笑してるじゃねーか。
俺は初手から肩すかしをくらったようなもんで、すっかりあせって頭が真っ白になった。
「あ、あの、お遅れてすみません」とドモりつつぼそぼそと声を掛ける。
それまで和気合い合いとしてた連中が俺の方に視線を向ける。
場の雰囲気が一瞬にして凍り付いていくのが、俺には痛いほどわかった。

そりゃそうだよな、そのときの俺の服装は明らかに場違いだった。
日曜昼下りの午後、デニーズの店内でアーミーファッションと
頭に巻いたバンダナ、ジャケットの胸ポケットに入れたサングラスは
異様な雰囲気を醸し出していた。
はっきりいって格好悪かった。
それからの数時間は思い出したくもない。俺はテーブルのはじっこに座って
アイスコーヒーを頼み、一人殺伐とアイスコーヒーを飲んでいた。
奴らが会話を弾ませる中で煙草に火を付けることも出来ず、
文字通り殺伐とアイスコーヒーを飲んでいたのだ。

家に帰った俺はオフ会の最中一度も開けなかったバックパックを開いて、
中からまゆらのフィギュアを取り出した。
オフ会で披露してやろうと思っていた俺の自慢の一品だ。
ふと、涙が込みあげてきた。
俺はまゆらを胸に押し付け男泣きに泣いた。

これが俺にとって最初で最後の、そして唯一のオフ会の想い出だ。
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