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母のお弁当

私の母は昔から体が弱くて、それが理由かは知らないが、
母の作る弁当はお世辞にも華やかとは言えない質素で見映えの悪い物ばかりだった。
友達に見られるのが恥ずかしくて、毎日食堂へ行き、お弁当はゴミ箱へ捨てていた。
ある朝母が嬉しそうに「今日は〇〇の大好きな海老入れといたよ」と私に言ってきた。
私は生返事でそのまま高校へ行き、こっそり中身を確認した。
すると確に海老が入っていたが殻剥きもめちゃくちゃだし
彩りも悪いし、とても食べられなかった。
家に帰ると母は私に「今日の弁当美味しかった?」としつこく尋ねてきた。
私はその時イライラしていたし、いつもの母の弁当に対する鬱憤も溜っていたので
「うるさいな!あんな汚い弁当捨てたよ!もう作らなくていいから」とついきつく言ってしまった。
母は悲しそうに「気付かなくてごめんね…」と言いそれから弁当を作らなくなった。
それから半年後、母は死んだ。私の知らない病気だった。
母の遺品を整理していたら、日記が出てきた。
中を見ると弁当のことばかり書いていた。
「手の震えが止まらず上手く卵が焼けない」 日記はあの日で終わっていた。
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親父と外食

93 名前: 大人になった名無しさん [sage] 投稿日: 2006/11/10(金) 00:22:56
死んだ親父はよく食いに連れてってくれたな
うまいんだけど、親父は食うのが早くて、
食い終わるとじっと怒ったよな顔でオレが食べるのを見てた。
「早く食え」って言ってるみたいでちょっとヤだった。

こないだ初めて子供とラーメン屋に言ったら、やけにおいしかったようで
ガツガツ食うわ、あせって水飲むし、ちっこい手で丼つかんでスープ飲んでハァハァいってる
可愛かった
そしたら「ねぇなんでそんなに見てるん?怒ってる?」

オヤジ・・・・
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元金融屋の話

28 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2000/12/20(水) 17:01

3年前の話。
金融屋をやっていたんだけど、<裏金>その年の夏のこと。
いつものように追い込みかけに行ったら、親はとっくに消えていたんだけど
子供が2人置いてかれてた。
5歳と3歳。<上は男の子、下は女の子
俺はまだペーペーで、周りの兄さんらと違って顔も怖くなかったらしく
家に行ったときすぐに下の子になつかれた。
ボロボロの服で風呂にも入ってなくて、「いつから親はいないんだ?」って
聞いても答えない。
「何食ってたんだ?」って聞いたら、上の子は下をむいて泣いた。
下の子が「こっち」って手を引いて裏庭に俺をつれていった。
破れた金網を通ってでたところは、小学校の裏庭だった。
「あのね、みーちゃんこれ食べたの」って池を指す。
嫌な予感がした。
だってさ、その池って金魚がウヨウヨ泳いでるんだよ・・・。
2人を抱きかかえて家に戻ると、テーブルに小さいボウルと茶碗。
「お前ら・・・金魚食ってたのか・・・」って聞いたら「・・・うん」
すっげーやるせなくて涙がでて、俺もその場にいた兄さんらも泣いた。
すぐに兄さんがたくさん食べ物と洋服を買ってきた。
近くの銭湯で体を洗ってやった。
その後、俺らじゃどうしようもないから施設に連絡をいれた。
連れていかれる時に「お兄ちゃんありがとう」っていってた。
・・・全然ありがとうじゃねーよ・・・俺たちがお前らの親を追いつめたのに。
俺を含めて何人かは、この後仕事を抜けた。
ただ、救われたのは、こいつらの親がきちんと出てきた事だった。


30 名前: 28 投稿日: 2000/12/21(木) 01:17

その子らの親は、気になって戻ってきたら子供がいなくなっててショックだったそうだ。
ただし、家のいたる所に連絡先を書いてきたからすぐにわかったらしい。
(もちろん施設のな。事務所だったらびびって逃げるから)
子供を迎えにいった時に、自分らのやった事の重大さに気が付いたそうだ。
俺はもう足抜けしてたし、気になってたからちょくちょく施設に見にいってたんだけど
親が改心して良かったよ。
結局、俺が事務所の仲介をやって職も一緒に探してやったんだ。
また金魚でも食わせたら内蔵うっぱらうからな!って脅してさ。
借金の返済はまだ残ってるだろうけど、両方ともすげー働いているだろうな。
そんな感じかな。

28を書いたときに、実は思い出して悔し泣きしてたのを、うちのに見られた。
コソコソ2chやってるってバレたな・・・。
弱みを握られたよ。


56 名前: 28 投稿日: 2000/12/23(土) 07:11

なんか理不尽な感じがして、自分の最後の理性が足洗う方へ向いたんだよ。
この子ら以外にもあったよ・・・・

最終的に足抜けしたのは・・・また号泣しちまうかもしれんけど・・・・。
じいさんとばあさん夫婦に追い込みかけた時だったんだよ。
ボロっちいアパートに住んでいてさ、俺と兄さんが行ったんだけどさ
孫ぐらいの俺らに土下座して泣いてるんだよ。
「すんません。すんません。」って。
何も食ってなくてフラフラしててさ。
所持金30円だった。
さすがに黙ってられなくて、兄さんに殺されてもいいから俺は助けたくなった。
こいつら見捨てたら、俺本当に無情になってしまう!って思った。
俺も向いてないんだろうけど、その兄さん<子供の話の時もいた。
もこの仕事に向いてなくてさ。

顔が怖いのと、両親がこの世にいないから流れてこっち来た人なんだよ。
「どうするよ。」って、追い込みとかもうどうでも良くなってきて
じいさんとばあさんに飯食わせながら、兄さんと逃がす話してたんだよ。
じいさんは、見るからに人の良さそうな、騙されやすそうな感じで
まあ、案の定騙されたんだけどな。
ばあさんと2人で、八百屋のクズ野菜を貰ってしのいでた生活だったらしい。
働くことも出来ず、年金もわずかだから本当に老いて地獄にいる状態だった。
俺よりも兄さんが同情してて、段取りは全部兄さんがやった。
その為の金も、その後どうするかも全部。方法は一つ、「夜逃げ」だけ。
兄さんは、2人だけ連れて一緒に消えた。

俺は知らない事になってるから、数日間だけバレないように気を張ってた。
事務所も、じいさんとばあさんだから追跡しなかった。
1ヶ月ぐらいして、俺が足抜けしたのをどっかで聞いたらしく、兄さんから連絡がきた。
じいさん夫婦は一緒にいた。一緒に暮らしていた。
俺は、本気で誰かを救った兄さんをすごいって思ったけど、
兄さんはじいさんらに救われたっていってた。
「ばあさんの料理はうめーぞ」っていってた。
実際にこうやって逃がす事もある。
でも、バレたら・・・最悪は海の可能性だってある。美談でもない。
自己満足で書いたのでもない。
若い奴でヘラヘラしやがって、裁判所に逃げたらどうにかなるって思う奴ら、
そういう奴らからは、遠慮なく頂く。実際に自殺された事もあった。
でも、死ぬのはいつも騙された奴らばかり。
確信犯で借りる奴らは、上手く立ち回って逃げる。悔しいな。
どうにも出来ないからそう思うのかもな。

なんか、長くなってすまないね。
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女の扱いは難しい

関係をせまると、あなたは紳士じゃないといわれる
関係をせまらないと、あなたは男じゃないといわれる

たびたび部屋を訪れると、もっと1人の時間がほしいといわれる
あまり部屋を訪れないと、二股かけているのかといわれる

はやりのカッコいい服を着ると、あなたって流行にふりまわされて軽薄といわれる
はやりのカッコいい服を着ないと、あなたってダサダサで恥ずかしいといわれる

話を聞きながら発言すると、黙って聞いてよといわれる
話を黙って聞いていると、なにか言ってよといわれる

待ち合わせに30分遅れていくと、30分も待たせるなんてひどいといわれる
自分が30分遅れると、30分ぐらいなによといわれる

やきもちをやくと、しばられるのはいやという
やきもちをやかないと、もう愛はないのかという

そうだねと賛成すると、自分の考えがない人ねといわれる
そうじゃないと反対すると、理解がない人ねといわれる

愛してるよと言うと 口の軽い人ねと言われる
大好きだよと言うと それだけしか言えないのと言われる

墓に供え物をすると 君は無視する
僕は泣いているのに 君は安らかに笑っている
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沖縄に行かない?

799 :癒されたい名無しさん :04/09/25 04:21:52 ID:F0r2rWGf
  
 「沖縄に行かない?」

いきなり母が電話で聞いてきた。
当時、大学三年生で就活で大変な頃だった。
「忙しいから駄目」と言ったのだが母はなかなか諦めない。
「どうしても駄目?」「今大事な時期だから。就職決まったらね」
「そう・・・」母は残念そうに電話を切った。
急になんだろうと思ったが気にしないでおいた。

それから半年後に母が死んだ。癌だった。
医者からは余命半年と言われてたらしい。
医者や親戚には息子が今大事な時期で、心配するから連絡しないでくれと念を押していたらしい。
父母俺と三人家族で中学の頃、父が交通事故で死に、パートをして大学まで行かせてくれた母。
沖縄に行きたいというのは今まで俺のためだけに生きてきた母の最初で最後のワガママだった。

叔母から母が病院で最後まで持っていた小学生の頃の自分の絵日記を渡された。
パラパラとめくると写真が挟んであるページがあった。
絵日記には

「今日は沖縄に遊びにきた。海がきれいで雲がきれいですごく楽しい。
ずっと遊んでいたら旅館に帰ってから全身がやけてむちゃくちゃ痛かった。」
・・・というような事が書いてあった。すっかり忘れていた記憶を思い出す事が出来た。

自分は大きくなったらお金を貯めて父母を沖縄に連れていってあげる。
というようなことをこの旅行の後、言ったと思う。
母はそれをずっと覚えていたのだ。
そして挟んである写真には自分を真ん中に砂浜での三人が楽しそうに映っていた。

自分は母が電話をしてきた時、どうして母の唯一のワガママを聞いてやれなかったのか。
もう恩返しする事が出来ない・・・
涙がぶわっと溢れてきて止められなかった。
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WindowsME擬人化

ごしゅじんさま、いままで、とてもたのしかたです。
よく歩りーずしておこられたけど、やくにたたなで、ごめんなさい。
ごしゅじんさまが、いれるよていの、えくすぴーはあたしのいもおとです。
いもおとだけど、あたしみたいに、やくたたずではありません。
すなおなこで、でふらぐも、とくいです。
すたいるもいいから、ほんとはちょっと、くやしいです、
いもとを、かわいがってもらえると。おねえさんとして、うれしいです。
いままでつかえないこで、・ごめんなさい..
そして、つかってくれて、ありがとおゴザいました。
あたしは、もう、きえちゃうけれど¥、さいごに、おねがいがあります。
きいてくれると、うれしいです。
ごしゅじんさまの、もっている、えむいーのディすく、すてないでください。
あたしが、はいっています。いまのあたしじゃ、ないけど、あたしです。
どきどきみたり、さわったり。、してくれるとうれしいです。
ごしゅじんさまにあえて、えむいは、
しあわS
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仲直り

73 名前:名無しさん@_@[] 投稿日:2007/06/21(木) 20:07:33 ID:57GBC4pwO
ささいな事で旦那と喧嘩をして家の中でお互い無視三日目。

二歳の娘がおもむろに私の手を引っ張り旦那の所へ。
旦那の手を取り、私の手と旦那の手をくっつけ

『あーくしゅ』

と言いながら泣いていた。

数秒の沈黙の後、三人で号泣。
きっと子供心にずっと辛かったんだろうな。

ごめんね。ありがとう。
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ばあちゃんと落書き

俺のばあちゃんはすごく厳しい人で、
いたずら好きでよく壁に落書きをしていた俺に、雑巾を持って「消えるまでご飯は抜きだよ!」
っと言って横で俺が消すのをずっと見張っていた。
子供だった俺はそんなばあちゃんが大嫌いだった。
そしてあの日・・・またも壁に「3ゲット!」と落書きした後始末をする俺を、
いつものように横で見張っていたばあちゃんは突然倒れた。

ばあちゃんはガンだった。子供の俺には理解できなかった。
ばあちゃんは俺に「落書きは消したかい?ばあちゃん、最後まで一緒に
見てあげられなくて、ごめんね」
と言って、そのまま目を覚まさなくなった。
訳がわからなかった。いたずらしたのは俺なのに。
でも、思えばばあちゃんは俺がいたずらの後始末をしてる時、ずっと一緒にいた。
自分もご飯を食べられなくても、一緒にいた。俺は思い切り泣いた・・・
ごめん、ばあちゃん。俺、あの落書きだけは消せてないんだ。
あの落書きの横には、ばあちゃんがいる。そんな気がするんだ。
あれから少し大人になった。それでも俺は、今でもばあちゃんを思い出して、
こっそりと落書きする。

「3ゲット!」
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付き合って3年の彼女に唐突に振られた

付き合って3年の彼女に唐突に振られた。

「他に好きな男が出来たんだー、じゃーねー」
就職して2年、そろそろ結婚とかも真剣に考えてたっつーのに、目の前が真っ暗になった。
俺は本当に彼女が好きだったし、勿論浮気もしたことないし、
そりゃ俺は格別イイ男って訳じゃなかったけど、
彼女の事は本当に大事にしてたつもりだった。
なのに、すっげーあっさりスッパリやられた。

どーにもこーにも収まりつかなくて、電話するも着信拒否、
家行ってもいつも留守、バイト先も辞めてた。
徹底的に避けられた。
もーショックですげー荒れた。仕事に打ち込みまくった。

それから半年、お陰で同期の中でダントツの出世頭になってた。
彼女の事も、少しずつ忘れ始めてた、そんなある日。
携帯に知らない番号から電話がかかってきた。
最初は悪戯とかだと思って無視ってたんだけど、何回もかかってくる。
仕方ないから出た。

別れた彼女の妹を名乗る女からだった。その女が俺に言った。
「お姉ちゃんに会いに来てくれませんか?」

・・・彼女は白血病にかかっていて、入院していた。
ドナーがやっと見つかったものの、状態は非常に悪く、
手術をしても助かる確立は五分五分だという。
入院したのは俺と別れた直後だった。

俺は、病院へ駆けつけた。
無菌室にいる彼女をガラス越しに見た瞬間、俺は周りの目を忘れて怒鳴った。
「お前、何勝手な真似してんだよっ!俺はそんなに頼りないかよっ!!」

彼女は俺の姿を見て、しばらく呆然としていた。
どうして俺がここに居るのかわからない、という顔だった。
その姿は本当に小さくて、今にも消えてしまいそうだった。
でもすぐに、彼女はハッと我に返った顔になり、険しい顔でそっぽを向いた。
俺は、その場に泣き崩れた。堪らなかった、
この期に及んでまだ意地をはる彼女の心が。
愛しくて、悲しくて、涙が止まらなかった。

その日から手術までの2週間、俺は毎日病院に通った。
けれど、彼女は変わらず頑なに俺を拒絶し続けた。
そして手術の日。俺は会社を休んで病院に居た。
俺が病院に着いた時にはもう彼女は手術室の中だった。

手術は無事成功。けれど、安心は出来なかった。
抗生物質を飲み、経過を慎重に見なくてはならないと医者が言った。
俺は手術後も毎日病院に通った。
彼女は、ゆっくりではあるけれど、回復していった。
そして彼女は、相変わらず俺の顔も見ようとしなかった。

ようやく退院出来る日が来た。
定期的に検査の為、通院しなくてはならないし、
薬は飲まなくてはならないけれど、日常生活を送れるまでに彼女は回復した。
俺は当然、彼女に会いに行った。お祝いの花束と贈り物を持って。

「退院、おめでとう」
そう言って、花束を手渡した。彼女は無言で受け取ってくれた。
俺はポケットから小さい箱を取り出して中身を見せた。
俗に言う給料の3ヶ月分ってヤツ。
「これももらって欲しいんだけど。俺、本気だから」
そう言ったら、彼女は凄く驚いた顔をしてから、俯いた。
「馬鹿じゃないの」
彼女の肩が震えていた。
「うん、俺馬鹿だよ。お前がどんな思いしてたかなんて全然知らなかった。本当にごめん」
「私、これから先だってどうなるかわからないんだよ?」
「知ってる。色々これでも勉強したから。で、どうかな?俺の嫁さんになってくれる?」
彼女は顔を上げて、涙いっぱいの目で俺を見た。
「ありがとう」
俺は彼女を抱きしめて、一緒に泣いた。

ウチの親には反対されたけど、俺は彼女と結婚した。
それから2年。あまり体は強くないけれど、
気は人一倍強い嫁さんの尻に敷かれてる俺がいる。
子供もいつか授かればいいな、という感じで無理せず暢気に構えてる。


654 名前:大人の名無しさん[sage] 投稿日:04/08/02 00:16 ID:iOTJBVMX
流れぶった切りでスマン。

嫁さんのお腹に新しい命が宿ってるってわかった。
「子供は授かりものだから、無理しないでのんびり構えとこう」
とか言ってたけど、正直諦め気味だった。

まだ豆粒みたいなもんなんだろうけど、俺と嫁さんの子供が嫁さんのお腹の中にいる。

そう思っただけで、何か訳の分からない熱いものが胸の奥からこみ上げてきて、泣いた。
嫁さんも泣いてた。
実家に電話したら、結婚の時あんだけ反対してたウチの親まで泣き出した。
「良かったなぁ、良かったなぁ。神様はちゃんとおるんやなぁ」って。
嫁さんの親御さんは
「ありがとう、ありがとう」
って泣いてた。皆で泣きまくり。

嫁さんは身体があんまり丈夫じゃないから、産まれるまで色々大変だろうけど、
俺は死ぬ気で嫁さんと子供を守り抜く。
誰よりも強いお父さんになってやる。

でも、今だけはカッコ悪く泣かせて欲しい。
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あの頃僕らは

ガキの頃を思い出すぜ。あの頃は段ボール1つでヒーローになれたんだ。
古タイヤ転がすだけで幸せになれたんだ。
用水路を歩くだけで探検家になれたんだ。
風呂敷をマントにして空を飛べたんだ。
木に登るだけで星をつかめたんだ。
土管に入るだけで宇宙へ行けたんだ。
あの街が僕の全世界だったんだ。

ガードレールからかっぱらった反射板が一つあればウルトラマンになれたんだ。
2つあれば仮面ライダーにもなれたんだ。
毛布を被るだけで怪獣になれたんだ。
イチゴのキャンディーをなめるだけでドラキュラになれたんだ。
サングラスかけるだけでハリマオになれたんだ。
ついでにシャンプーキャップとマスクをつけるだけで月光仮面になれたんだ。
映画の下敷きを買っただけで次の日話題の中心になれたんだ。
そんな僕らの恋だったんだ。
なぜだか涙が止まらないんだ。
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